ホワイトハウス陥落 2013 12 23

映画 エンド・オブ・ホワイトハウス(Olympus Has Fallen)

 この映画の「あらすじ」は、
極度に緊張が高まった朝鮮半島で、
在韓米軍と第7艦隊が最高レベルの警戒態勢に入り、
これで、北朝鮮の暴発が抑えられるはずでした。
 ところが、問題がホワイトハウスに発生したのです。
見物人に紛れていたゲリラが自爆し、鉄柵が破壊されて、
それに合わせて、謎の武装集団がホワイトハウスに突入してしまうのです。
 ホワイトハウスは、シークレットサービスが警護していますが、
シークレットサービスの武器は、せいぜい拳銃と自動小銃ぐらいなので、
圧倒的な火力を持つ武装集団によって全滅してしまうのです。
 シークレットサービスが着用している防弾チョッキは、
軍が使う銃火器には、全く通用しないでしょう。
 黒崎視音氏の軍事小説でも、
日本の新潟県内で、警察が、武装した工作員に遭遇しましたが、
結果は、機動隊も全滅、警視庁銃器対策部隊も全滅という設定がありました。
 これは、当たり前の結果です。
武装した工作員は、軍の特殊部隊出身だったのです。
これでは、警察力では、全く歯が立ちません。
 しかしながら、民主主義の象徴であるホワイトハウスを
要塞のようにしてしまうのは、無理でしょう。
せいぜいシークレットサービスを米軍特殊部隊で訓練させるぐらいでしょうか。

交戦規則 2013 1 20

書名 交戦規則 ROE
著者 黒崎 視音(みお)  徳間文庫

 私の記憶違いがあるかもしれませんが、
この小説の「あらすじ」を書いておきましょう。
 武装した工作員が、新潟県内に数十人も潜伏しているとの情報を得て、
新潟県警は、警察官や機動隊を配備しました。
警視庁も、銃器対策部隊を派遣しました。
 しかし、この判断が重大な過ちだったのです。
機動隊も全滅、銃器対策部隊も全滅という結果になったのです。
 工作員は、軍の特殊部隊出身だったのです。
所有している武器も、軍用のものでした。
 これは、「警察」対「特殊部隊」という「非対称な戦い」だったのです。
つまり、警察力で対応しようとしたことが誤りだったのです。
 しかし、新潟県知事は、正しい判断をしたのです。
知事は、陸上自衛隊に対して「治安出動」を要請したのです。
 それでも、「非対称な戦い」となりました。
「陸上自衛隊の正規軍」対「特殊部隊」の戦いです。
今度は、陸上自衛隊が苦戦することになりました。
 結局、陸上自衛隊の特殊部隊(空挺部隊)が出動し、
「非対称な戦い」は終わり、決着がつくことになりました。
 空からは、攻撃ヘリコプターが地上部隊を支援し、
さらに、陸上自衛隊の戦車が守りを固めました。
 最初から、陸上自衛隊の特殊部隊を派遣していれば、
警察にも陸上自衛隊にも多数の死傷者が出ることはなかったのです。
 この戦いは、陸上自衛隊の勝利という結果になりましたが、
県警の機動隊も全滅、警視庁の銃器対策部隊も全滅という結果が残りました。
 私は、こう考えます。
相手の10倍の兵力で攻める、あるいは10倍の能力で攻める。
これが、敵も味方も、結果的に死傷者を少なくする方法でしょう。
兵力を小出しに追加していく戦いは、結果的に死傷者が多くなります。



































































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